発熱

お忙しいところ失礼します。
『と或るメルヘン』脚本家の小田春と申します。
……お久しぶりです。
さすがに覚えていただいているのではないでしょうか。
創世風さんに脚本を使っていただくのは『新説・銀河鉄道の夜』『Novelist』に続き、三作目となります。
すっかりお得意様ですね。
一応、自己紹介もさせていただきます。
元山口大学演劇サークル劇団笛所属、現演劇ユニット・ロカイユ主宰の小田春(おだしゅん)です。
主に脚本と演出をやりますが、役者も大好きです(呼んで~)
現在は公務員。
なので私の脚本は全て無料でご利用いただけます(使って~)
今は熱を出してお休みをしている間に、これを書いています。
お仕事は本当に楽しいです。
でももっと体力をつけて、演劇にも時間を割けるようにしたいなあと思う日々です。
さて、脚本の話をしましょうか。
今回の『と或るメルヘン』は私の大学時代の後輩三人への当て書きでございます。
初演は私のこだわりてんこ盛りでお届けしました。
なので、創世風さんからこれを上演したいと言われたときは『ふーん? お手並み拝見といこうか…』という気持ちだったのですが。
さすがは創世風座というべきか、私ができなかったことを技術力と豊かさで軽々と乗り越えていくなあ…という印象です。
ぜひご期待ください。
内容は、私にしてはかなり挑戦的な、遊び心溢れるものになっています。
今まではお客様に意味のないものをお見せするのは失礼だと思って「考えたら分かるもの」を意識して作っていましたが、それだと易しすぎて甘く、逆に退屈させてしまうのかもしれないと思い至りました。
私自身、柿喰う客さんの振り落とされそうな演劇が好きで、そういう作品を作ってみてもいいのではないかと思ったわけです。
なので、もしかすると分かりにくいものになっているかもしれません。でも、きっと気持ちのいいものでもあると思います。
綺麗なものばかり書いていた以前とは違い、雰囲気も一層洗練されたと思います。
美しいけれど、生臭い。醜いけれど、輝いている。
どこか私や後輩たちの等身大の足掻きを反映しているようです。
今回の公演ではみんながどう演じるのかはお楽しみですが、そうしたモチーフと感情のバランスをぜひ味わっていただきたいです。
不思議なことに、自分で書いたものなのにみんなに解釈してもらって初めて分かったこと、働きながら点と点が繋がったことがぽろぽろと出てきています。
人間というのはすごいもので、考え続ければ進み続けることができるのだなあと思います。
当時分からなかったことが今になってふっと腑に落ちるとき、なんだか寂しいけれど、きっと私は前に進んでいる。
よりよい人間になれるように精進して参りたいですね。
ああ、まとまらないや。
全部熱のせいにしてしまおう。
私は仕事が入ってしまって現地にはいけないのですが、遠くから念を送っております。
皆様にもぜひご来場いただけたら幸せます!
ではまたいつか!

劇団創世風座 三号公演
と或るメルヘン
脚本 小田春(演劇ユニット・ロカイユ)
演出 創世風満智留
原案 岡本かの子『金魚撩乱』
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
【日時】
2026.08.13 16:00開演/19:00開演
2026.08.14 16:00開演/19:00開演
2026.08.15 13:00開演
※1 開場は開演の30分前です。
※2 上演時間は75分を予定しております。
【会場】
Social Kitchen 2F SPACE

